
熱があるけど、今日は大事な会議がある…。会社を休むのが気まずすぎる…。こんな体調で無理して会社に行くのが正直きついよ。
休むって言うときの、あのちょっと気まずい感じ、ものすごく分かります。
僕も昔は「責任感があること」がいいことだと思っており、熱があっても会社に行くことがよくありました。
でも、そのせいで小さなミスから大きなミスをし、他の社員に迷惑をかけたことがあります。
この記事では、どうして休むことが気まずく感じるのか、その理由を僕なりに考えてみました。



無理して出社することが、あなた自身や会社にどんな影響を与えるのか。気まずさを感じずに休むための方法をお伝えしていきます。
なぜ会社を休むことに「気まずさ」を感じてしまうのか?


僕たちはなぜ「会社を休む」ことに対して、「申し訳ない」とか「後ろめたい」という気持ちになってしまうのでしょうか。
その主な原因は3つあると考えています。



一つずつ解説していきますね。
「自分がいないと仕事が回らない」という過剰な責任感
真面目で責任感が強い人ほど、「自分の仕事は自分でやらなきゃ」と思いがち…。
特定の人がいないと仕事が進まないのは、会社にとって大きな問題ですよね。
なぜなら、その人が病気や事故で長い間休んだら、仕事が止まってしまうからです。
「自分しかできない仕事をする」ことは、他のメンバーが成長するチャンスを奪ってしまうこともある。
みんなでやり方を教え合って、助け合える関係を作ることが、チームの力を上げる近道だと僕は考えています。



つまり、「休めない」状況を作ることは、自分の健康を悪くするだけでなく、チーム全体の成長を邪魔することにもなることもあリえるのです。
「サボっている」「やる気がない」と思われたくない評価への不安
休みが続くと、周りの人の目が気になってきます。
「あの人はやる気がないのかな?」「もっと頑張れるんじゃない?」って思われているかも、と不安になりますよね。
実際に、休むことで上司からの評価が下がったり、昇進や給料が上がらなくなるんじゃないかと心配になることもありました。



特に休みが続くと、周囲の目が気になり、「頑張りが足りない」と評価されるのではないかという恐怖心が生まれてしまうのです。
「みんな頑張っているのに…」という同調圧力と罪悪感
日本の職場では、まだ「休むのは悪いこと」という考えが強く残っています。
特に、周りの人が忙しそうに働いていると、自分だけ休むのは悪いことだと感じてしまうことが多い。
これは、みんなと同じようにしなきゃという気持ちや、責任を感じるからです。
でも、実はちゃんと休むことは、心と体の健康を守るために大事で、長い目で見ると仕事の効率は上がっていくので問題はない。



「休むのは悪いこと」という考えを変えて、健康的に働くことが何よりも大切!
その無理な出社、実は「負債」


無理して会社に行くと、かえって仕事の効率が悪くなって、他の社員に迷惑をかけることがありますよね。
体を壊すと、悪い影響が出て、次々と人が辞めてしまうこともあるかもしれません。
すなわち休むことは、将来のために大切なこと。



もう少し詳しく解説していきますね。
個人の生産性が落ちて会社の「質の負債」になる
体調が悪いのに学校や仕事に行くと、集中できなくなったり、間違いが増えたりしますよね。
これを「プレゼンティーズム」と言いますが、結果的に他の人がその分をカバーしなければならなくなり、みんなの仕事が遅くなります。
無理して働くことは、一時的には頑張っているように見えるかもしれません。
しかし、長い目で見ると、みんなに悪い影響を与えることが多いのいうのも事実。



だから、健康を大事にして、ちゃんと休むことが、実はみんなのためにもなるのです!
不調が長引くという「健康の負債」になる
中途半端に休むと、体調が良くなるのが遅くなって、健康に悪い影響が出ることがあります。
完全に治っていないのに働き続けると、将来の健康を悪くするかもしれません。
無理をし続けると、疲れがたまったり、病気がひどくなったりすることがあり、最終的には仕事の出来にも悪い影響が出ることもあるでしょう。



しっかり休むことは、健康を守るために大切で、長い目で見ると、良い結果を出すための大事な土台になります。
優秀な人が辞めていく「環境の負債」になる
社員の健康を大事にしない会社は、いい人が辞めてしまう原因になる。
体を壊してまで働かせると、やる気がなくなり仕事の効率も悪くなりますよね。
長い目で見ると、社員の健康を無視することは、会社にとって大きな損失になり、成長を止めてしまう原因になります。



そんな中で僕たちにどんなことが工夫ができるのか、常に自問自答していくことが大切ですね。
「休む」を仕事の一部にするための3つのステップ


どうすれば、休むことを悪いことだと思わずに、いいことだと考えられるでしょうか。
ここでは、「休む」も仕事の一部であることを紹介していきます。



これから、明日からできる3つの具体的なステップを紹介します。
Step1: 「休む=悪」から「休む=未来への投資」へ
休むことは、仕事をうまくやるための大事な準備時間。
無理して働くと、長い目で見ると体や心が疲れてしまい、仕事の効率が悪くなることがあります。
休むことを「ちょっと休んで力をためる」と考えると、罪悪感が減って、次の出勤時にもっといい仕事ができるようになるでしょう。



無理は禁物。しっかり休むことで、ずっと元気に働けるようになるでしょう!
Step2: 「自分がいなくても仕事が回る」仕組みづくり
仕事のやり方を書いたマニュアルを作って、チームで情報を共有することは、とても大事。
その結果、特定の人に仕事が集中しないようにできて、誰かが休んでも仕事が進むようになります。
そうすることで、一人ひとりの負担が減って、安心して休むことができる環境が整いますよね。



チーム全体の仕事の効率も良くなって、みんなが無理なく働けるようになります。
Step3: 「申し訳ない」から「感謝と意思表示」へ
「迷惑をかけてごめんなさい」と言う代わりに、「気を使ってくれてありがとう。しっかり休んで元気になって戻ります」と感謝の気持ちを伝えることが大事。
明るい言葉を使うと、相手にも良い印象を与えられるし、自分も前向きな気持ちで休むことができます。



話し方を工夫することで、休むことへの罪悪感を減らし、職場での信頼関係を作る手助けになりますね!
それでも休むことで文句を言う会社なら…


もし、これまでの方法を試してもまだ休みにくかったり、休むと文句を言われたりする…。
それはあなたのせいじゃなくて、会社に問題があるのかもしれません。



その理由を3つ紹介していきますね。
会社の文化が問題
会社が社員の健康をあまり大事にせず、目の前の仕事ばかりを優先していると、会社全体に問題が出てきます。
だから、自分を責める必要はありません。
むしろ、健康を無視して働かせるような環境は、長い目で見ると会社の成長を邪魔することになります。
もし、休むことに対して悪い気持ちになる職場なら、それはあなたのせいではなく、会社のやり方に問題があると考えています。



自分の時間や健康をどこに使うべきか、その考え方については以下の記事で詳しく説明しています。


「その環境、本当に健全?」と見極める
正当な理由で休んでいるのに、悪いことをしたい気がする、周りから文句を言われることがあるようなら、その職場はあまり良くないかもしれません。
自分を守るためには、職場がどんなところかをよく見て、どう対処するか考えることが大切です。
自分の健康と幸せを大事にして、無理なく働ける方法を探しましょう。



無理して体や心を疲れさせるのではなく、自分にとって「気持ちいい」環境がどんなものかを考えるヒントは、こちらの記事を読んでみてください。


「働く目的」を再確認するチャンス
会社に対して「なんか変だな」と思ったら、「何のために働いているんだろう?」「これからどんな仕事をしたいんだろう?」と考えるチャンスです。
今の仕事が自分の考えや将来の目標に合っていないと感じたら、それはもっと良い仕事を探すきっかけかもしれません。
この機会に、自分の将来の計画をじっくり考えてみましょう。
仕事の優先順位を考え直すことは、家族との関係を見直すことにもつながります。



仕事と家のことのバランスで悩んでいるなら、こちらの記事を参考にしてみてください。


よくある質問と回答


ここでは、「会社を休みすぎて気まずい…」と感じているあなたの、よくある質問に答えていきます。
休んでいる間に仕事が溜まるのが不安です…
その不安、よく分かります。だからこそ、普段からの「仕組みづくり」が大切になります。自分の業務をチームで共有したり、簡単な手順書を残したりしておけば、安心して休めますよ。
「また休んでる」と陰口を言われている気がします…
気にするな、というのは無理な話ですよね。でも、陰で何か言う人は、あなたがどんな行動をしても言ってくるものです。大切なのは、あなたが元気な時に、周りへ感謝を伝え、誠実に仕事をすること。あなたの仕事ぶりを見ている人は、必ず分かってくれます。
休み明け、どんな顔をして出社すればいいですか?
申し訳なさそうにする必要はありません。「おかげさまで回復しました。ありがとうございます!」と明るく挨拶し、今日からまた頑張る姿勢を見せれば十分です。
まとめ:あなたの健康こそが最強の資本


この記事では、「会社を休みすぎて気まずい…」と感じているあなたへ、僕の経験に基づいた気まずい理由や、無理して会社に行くことで起こる3つの問題、そしてどうやって堂々と休むかについてお話ししました。
休むことは、逃げたりサボったりすることではありません。
いい仕事をして、長く働き続けるために、とても大事なことです。
もし今日、体調が悪いなら、勇気を出して「休みます」と言って休んでください。



あなたの健康より大事な仕事は、どこにもありませんからね。



