「老後のために、今を犠牲にしていませんか?」
僕は、3年前の結婚をする前から「このままだと老後が不安…」「でも今、本当にやりたいことにお金を使っていいのかな…」と、お金の使い道と将来のことでぐるぐると頭を悩ませていました。
この悩みを抱え続けると、毎日が「将来のための我慢」になり、せっかくの健康な体と時間があっても、心から人生を楽しめなくなってしまいますよね。
正直なところ、「ゼロで死ぬなんて極端じゃないか?」「本当に後悔しないのか?」と、この本に対しては半信半疑でした…。
そこで僕は、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』にある「今の思い出づくり」を3年間試してみたところ、漠然とした老後への不安がは少しずつ解消され、「今」を楽しむ大切さに気づくことができました。

最後まで読んで「後悔しない人生を送りたい」と感じたあなたは、ぜひ『DIE WITH ZERO』を手に取り、「今」を楽しむ一歩を踏み出してみてください!
この記事を書いた人【まるちゃん】


- 30代会社員
- 副業ブロガー
- Kindle出版でベストセラーを獲得
- 僕のプロフィールはこちら
DIE WITH ZEROってどんな本?


仕事・育児・日々のタスクに追われ、人生があっという間に過ぎていく。
そんな多忙な日々を送る僕たちを救うのが『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』です。
著者ビル・パーキンス氏自身がミリオネアとしての人生経験と、ヘッジファンドマネージャーとしての知見を活かし、「お金、時間、健康」という3つの限られたリソースを最適化する「後悔しない生き方」を提案。
- お金(ライフエネルギー)
- 時間
- 思い出(経験の配当)
人生の有限なリソースを最大限に活かす。お金、時間、思い出の究極な戦略を知ることができる一冊でした。
書名 | DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール |
著者 | ビル・パーキンス |
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2020年9月23日 |
頁数 | 256頁 |
著者のビル・パーキンス氏とは?
ビル・パーキンス氏は、1969年テキサス州ヒューストン生まれのミリオネアです。ウォールストリートでの経験を経て、エネルギー分野のトレーダーとして大成功を収めました。
彼は現在、ヘッジファンドのマネージャーを務める傍ら、ハリウッド映画のプロデューサーやポーカーの名手としても知られる異色の経歴の持ち主です。
まさに、お金、時間、健康といったリソースを最大限に活用し、人生を豊かに生きる「DIE WITH ZERO」の哲学を体現している人物。
「DIE WITH ZERO」は読んだ?人生を後悔なく生きるための知恵


お金は墓場まで持っていけない…。
頭では分かっていても、老後の不安や将来への漠然とした心配から、ついつい貯蓄ばかりしていませんか?



そんな僕の価値観を大きく揺さぶり、人生の楽しみ方を根底から変えてくれた一冊、『DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール』について内容と僕なりの感想を紹介していきます。
「富の最大化」ではなく「人生の喜びの最大化」を目指す
『DIE WITH ZERO』は、従来の「老後のために資産を最大化する」という考え方を根本から見直し、人生の喜びを最大限に味わうためにお金、時間、健康という限られたリソースを最適に活用すべきだと説いています。
著者のビル・パーキンス氏は、多くの人が必要以上に貯蓄を抱え込み、結果として健康で体力のある「今」しかできない経験を逃している現状に警鐘を鳴らしている…。
お金を単なる数字ではなく、自身の「ライフエネルギー」(人生の時間と労力)と捉えることで、無目的な貯蓄はライフエネルギーの無駄遣いとなっている…。
お金を「思い出」や「経験」という形で消費することは、未来の自分への投資のようなものです。



若ければ若いほど、その経験を振り返ったときに「あの時やっておいて本当に良かった」と思える、心の資産となるのです。
「後悔を最小化する」という究極の目的
本書が提唱する「ゼロで死ぬ」という目標は、文字通り一円も残さないことではなく、人生の終わりに「もっとこうしておけばよかった」という後悔を極力なくすこと目的としています。
人生において、お金から得られる価値は、健康や体力が衰える加齢とともに低下していく…。
高齢になってからでは体力的に難しい海外旅行や、子どもの成長期にしかできない家族イベントなど、特定の経験には「賞味期限」があるため、その時期を逃すと二度と得られない喜びを失ってしまうのです。



人生の「経験」にも賞味期限があり、健康なうちに機会を逃すと、二度と味わえない「思い出の味」を失ってしまいます…。
「お金で時間を買う」の重要性!「DIE WITH ZERO」が教えてくれた新常識


『DIE WITH ZERO』を読んで、僕が最もハッとさせられたのが「お金で時間を買う」という考え方でした。
これまでの僕はお金を貯めることばかり考えていましたが、この本は、お金を増やすだけでなく、人生で最も有限なリソースである「時間」を増やすために使うことの重要性を教えてくれたんです。



一体どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
お金は「ライフエネルギー」、時間と交換する価値
「お金で時間を買う」とは、お金を支払うことで、自分の時間や労力を他の誰かに代行してもらい、自分自身の自由な時間を増やすという考え方。
『DIE WITH ZERO』では、お金は単なる紙幣や数字ではなく、僕たちが人生の貴重な時間と労力を費やして稼いだ「ライフエネルギー」だと説かれています。
このライフエネルギーを使って、自分ではやらなくてもいい家事や雑務を外部に任せることで、本当にやりたいこと、大切な人との時間、健康への投資に充てられるようになる。



仕事で忙しい中で、料理に時間をかけたくないときに、お惣菜を買ったり、外食を利用したりするようなものだね!
投資先は「モノ」から「時間」と「経験」へ
従来の投資が金融商品や不動産といった「モノ」への投資だったのに対し、「お金で時間を買う」という発想は、その投資先を自分自身の「時間」や「経験」へと転換するものです。
お金から得られる価値は、健康や体力のピーク時が最も高く、年齢を重ねるごとに下がっていきます。
だからこそ、まだ健康で動ける「今」の時間を作り出し、その時間を使ってしかできない貴重な経験に投資することが、人生全体の幸福度を最大化する上で非常に重要だと考えられているからです。



お金で株を買うのは金銭的リターン目的の投資ですが、家事代行や時短家電にお金を出すのは自由な時間という非金銭的リターンを得るための投資と言えます。
時短家電は「時間」を生み出す最高の投資
高価に感じる時短家電の購入は、結果的に「お金で時間と心のゆとりを買う」最高の投資になりました。
例えば…
- ホットクックがあれば調理に張り付く必要がなく、他の作業や子どもとの時間に充てられます。
- お掃除ロボットは床掃除を自動でこなし、その間は趣味や休憩に使える。
- ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯物を干す・取り込む・畳むという一連の作業から解放してくれます。


これらは日々の「名もなき家事」から僕の時間を劇的に解放し、家族と過ごすかけがえのない時間を生み出してくれました。



令和の3種の神器によって、僕はより価値のある活動に時間を使うことができるようになりました(3種の神器は僕が勝手につけました…笑)。
罪悪感ゼロで「今」を楽しむ!忙しい子育て世代が真似できる時間術


『DIE WITH ZERO』を読んで「今」を楽しむことの重要性は理解したけれど、子育て中の毎日はやることが山積み…。
もしかすると、「そんな余裕ないよ…」と感じる方もいるかもしれません。
こんな記事を書いておきながら、今でもそう感じることはたくさんあります。
しかし、この本は「老後の不安を解消しながら、今を楽しむために罪悪感なくお金を使いたい」という僕の本音を後押ししてくれました。



ここでは、そんな僕が実践している、忙しい子育て世代でも真似できる時間術をお伝えしますね。
「後悔しない」ために、時間の使い方を意識的に選択する
忙しい子育て世代だからこそ、漠然と時間を過ごすのではなく、「後悔しない」という視点から、時間の使い方を意識的に選択することが重要。
人生には体力や健康、子どもが小さいうちの特別な時間といった「今できない」経験が多くあります。
これらの貴重な機会を、やみくもな貯蓄や優先順位の低いタスクに消費してしまうと、将来「あの時やっておけばよかった」と後悔する可能性が高いですよね。
例えば、限られたパイを切り分けるとき、無意識に均等に分けるのではなく、「最も価値のある部分」を意識的に大きく切り取るようなものです。



家事の時間を減らして、その分を子どもとの絵本の読み聞かせや公園で遊びなどの時間に充てる、といったことをするようになりました!
罪悪感を乗り越える「投資」としての時間創出
「お金で時間を買う」ことは、単なる浪費ではなく、自分と家族の幸福を最大化するための「投資」と捉えることで、罪悪感なく実践できます。
お金は「ライフエネルギー」であり、そのエネルギーをどこに使うかは僕たちの自由です。
時間を作り出すためにコストをかけることは、その時間をより価値のある経験や、心のゆとりに変換するための先行投資と考えられます。
これにより、将来的な「もっと楽しんでおけばよかった」という後悔を減らすことができます。
体を鍛えるためにジムにお金を払うのは、目先の出費ですが、将来の健康という「リターン」を得るための投資ですよね。



同じように、時短家電や時短サービスにお金を払うのは、目先の出費ですが、自由な時間や心のゆとりという「リターン」を得るための投資なんです。
家族みんなで共有する「思い出貯金」の時間を作る
時間を生み出した余裕は、個人だけでなく、家族全員で「思い出」という名の貯金を増やす機会に繋がります。
『DIE WITH ZERO』は、子育て世代にとって「子育てに一生懸命だったこと」は後悔しないと強調しています。
家族との経験は、一度きりの消費ではなく、何度も「思い出の配当」を生み出す「複利資産」となるからです。
忙しい日常から少しでも時間を作り、家族で過ごす時間を増やすことが、将来の大きな幸福感に繋がります。
小さな石を積み重ねていくと大きな山になるように、日々の何気ない家族の会話や休日のちょっとしたお出かけが、やがて忘れられない思い出の山を築き上げていく。



時間を生み出したことで生まれた余裕は、まさにその「小さな石」を積むための大切な時間になるのです。
貯めるお金から「使う経験」へ!家族との忘れられない思い出ができた理由


かつての僕は、貯蓄こそが将来への備えであり、お金を使うことは「減らすこと」だと考えていました。
しかし、『DIE WITH ZERO』を読み、そして時短家電新しい時間が生まれたことで、お金の使い方が劇的に変わりました。



「貯める」ばかりでしたが、「使う」ことで心を豊かにする「経験」へと姿を変え、家族との忘れられない思い出を少しずつ作れるようになっていきました!
お金は「喜び」に変換してこそ価値がある
お金は単に貯め込むだけでなく、「喜び」や「経験」に変換して初めて、その真価を発揮します。
お金を銀行口座に眠らせたままでは、まるでガソリンを満タンにした車をガレージにしまい込んでいるのと同じで、どこへも行けず、何の喜びも生みません。
お金を使って旅行に行ったり、特別な体験をしたりすることで、それが「思い出の配当」という形で、長期にわたって僕たちの心を豊かにしてくれるからです。



種をまかずに土の中にしまい込んでも何も生まれないのと同じように、お金も使ってこそ、人生という畑で実り(経験や思い出)を収穫することができます。
「老後の不安」と「今を楽しむ罪悪感」を両立させる
これまで紹介した考え方を取り入れることで、「老後の不安」と「今を楽しむ罪悪感」という二つの相反する感情を、両立させながら人生を歩むきっかけになりました。
従来の金融常識に縛られていると、老後の不安から「今、お金を使うのはもったいない」という罪悪感がつきまといます。
しかし、老後に必要なお金以外の部分は「今しかできない経験」に投資するという明確な意思を持つことで、漠然とした不安は減り、少しずつ「価値のある経験」にお金を使えるようになりました。



人生のお金も同じで、必要な金額が見えれば、残りを「今」に投資する計画が立てられるようになるのです!
まとめ:お金より大切な「時間」と「思い出」を最大化する生き方


今回の記事では、お金、時間、健康という限られたリソースを最適に活用するきっかけを与えてくれる一冊、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』についてご紹介しました。
子育てに忙しいからこそ、この本は人生の優先順位を整理する強力なツールになりました。


富の最大化ではなく人生の喜びを最大化する。そして、そのために「今」しかできない経験に惜しみなく投資する。



記事を読んでもっと知りたいと思った方は、ぜひ『DIE WITH ZERO』を読み、「後悔しない最高の人生」をデザインするための第一歩を踏み出してみてください。



